【アーカイブ配信】発酵文化芸術祭アーティストトーク 関口涼子『発酵する言葉』
開催日
2024.11.20(水) 〜 2024.12.8(日)
発酵文化芸術祭 金沢 ―みえないものを感じる旅へ―
野町・弥生エリアの三軒の発酵醸造元とコラボレーションしたアーティストの関口涼子さんをお迎えして、作品『発酵する言葉』の制作プロセスとコンセプトを紐解きます。四十萬谷本舗(かぶら寿し)、今川酢造(お酢)、中初商店(醤油味噌)の各会場で、古今東西の「発酵に関係する言葉」を記した手紙、生きたお酢と向き合う空間、そして冬の香りを問う映像作品を制作した背景と、関口さんのこれまでの食文化を巡る執筆体験との関係を紐解きます。対談相手は発酵文化芸術祭 金沢 キュレーターのドミニク・チェンが務めます。
トークの様子はYouTubeからご覧いただけます。
視聴URL:https://www.youtube.com/watch?v=VwuXFawn95Q
<登壇者プロフィール>
関口涼子
作家、翻訳家、東京生まれ、パリ在住。日本語とフランス語で著作を行う。また、五感をめぐる作品を通し、文章と様々な分野をつなぐ活動を行っている。昨年はクリスチャン・ボルタンスキーの声のアーカイブを使った舞台作品を発表(ポンピドゥーセンター)、大巻真嗣「真空のゆらぎ」展(国立新美術館)に言葉のインスタレーションで参加。主著に『ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)』『カタストロフ前夜』。関口涼子は発酵文化芸術祭で、四十萬谷本舗、中初商店、元印刷所の3箇所で新作「発酵する言葉」を展示している。
ドミニク・チェン
博士(学際情報学、東京大学)。NTT InterCommunication Center研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文学学術院教授。人と微生物が会話できる糠床発酵ロボット『Nukabot』(Ferment Media Research)の研究開発や、不特定多数の遺言の執筆プロセスを集めたインスタレーション『Last Words / TypeTrace』(遠藤拓己とのdividual inc. 名義)の制作を行いながら、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している。発酵文化芸術祭 金沢では共同キュレーターを務める他、新作『糀蔵バース』を出展。